コンクリートに直接バイフェロックス無機顔料を練り込んで着色する工法です。
表面に塗布する工法などと違い、表面にツヤが出たり激しい風雨や海水によって褪色を起こしたりすることがありません。
ごく自然な感じ、つまりコンクリートの質感をそのままに、カラーコンクリートにすることができます。
色粉の調整により無数のカラーバリエーションができます。
骨材+カラーコンクリートの組み合わせで、他には無いテクスチャーを表現できます。
バイフェロックス無機顔料には黒、茶、赤、黄系をはじめ、青、緑、白系などがあります。 下の写真は普通ポルトランドセメントを用い、各色の顔料を1~9%まで添加量(対セメント重量)を変えて着色したブロックを並べて、色の濃淡の違いを示した例です。
通常通りミキサー車に生コンを
そこに顔料投入
高速回転させましょう
ミキサー車から色のついたコンクリがでてきます
打設は、いたって普通のコンクリート打ちと同じです
金鏝仕上げも洗い出しも通常と同じ施工方法です。
【施工例】
【施工例】
【施工例】
●ミキサー車に落とす際はコンクリートとコンクリートの間に色粉(顔料)を投入してください。
●ミキサー車で撹拌する場合は1分程度低速で撹拌→その後中高速で4分程度回します(計5分)
●赤色が強く、黄色は弱い性質です。白も真っ白にはならない特性があります。
●3%ではスランプロスは少ないですが黄色はなかでもロスが多い色です。
●必ず色ムラが出ます。(ミキサー車の中でも車ごと、バッチごとに変わる可能性あります)
●打ち継ぎムラをなくす為、残り生コンは下に入れ込みましょう。
●色により白華が目立つことがあります。
●薄い色を使用した場合はタイヤ痕など目立ちやすくなります。
●飛び散ると取れないので建物等は必ず養生してください。
●洗い出しの場合は洗う際、水の処理に注意してください。
●通常より多めに仕上げ回数を増やしてください。エフロ、白華防止の抑制となります